Bonġu!マルタに4年在住しているくっきーです。
近年、語学留学や観光で注目を集めているマルタ共和国。
せっかくマルタに訪れるからには、姉妹島のコミノとゴゾ島もぜひ見て回りたいところ。
今回の記事では、マルタ現地に3年間在住している僕がコミノ島からゴゾ島への行き方や、それぞれの島の魅力についてもあわせて解説していきます!
コミノ島
コミノ島はマルタ島とゴゾ島の間に位置する島です。その面積は3.5 km²とかなり小さく、半日もあれば徒歩で島を一周することができます。
コミノ島の一番の魅力は何といってもコミノ 島 ブルーラグーンです。
美しい海がどのエリアでも見られるマルタの中でもコミノ周辺の海の透明度は別格となっており、プールのように澄んだターコイズブルーの幻想的な雰囲気の中海水浴を楽しむことができます。
その透明度の高さから、晴れた日には船が浮いているように見える写真を撮影できることも!
ゴゾ島
マルタ島から北西6km、コミノ島の目と鼻の先にあるのがこちらのゴゾ島です。ゴゾ島の面積は67 km²で、マルタ島のおよそ4分の一程度となっています。
多くの移民や観光客、語学学生たちで賑わうマルタ島と比較するとゴゾは落ち着いた印象があり、ローカルな雰囲気を楽しみたい方にはぜひおすすめです。
ゴゾ島の首都であるVictoria(ヴィクトリア)は、マルタ島の首都Valletta(ヴァレッタ)と同じ要塞都市ながら、より歴史的な雰囲気を感じることができます。
その他にも海沿いのエリアではソルトパンや崖沿いでのハイキングなど、ゴゾの楽しみ方は様々です。
コミノ島 ゴゾ島への行き方
コミノ・ゴゾ島へは様々なルートで行くことができますが、今回はツアーなどのパッケージを除き、最もポピュラーかつお手軽な値段で行けることができるCirkewwa(チルケゥワ)フェリーターミナルからの方法をご紹介します。
Cirkewwa(チルケゥワ)フェリーターミナルはマルタ島の北部に位置しており、中心部であるSliema(スリーマ)~St Julians(サンジュリアン)からだとルート222番のバスで直行することができます。
バスは時間帯にも寄りますが通常30分に一度ペースで出ています。
しかしマルタのバスは基本的に時間通りに来ないうえ、繁忙期の6月~9月は大変込み合い乗車できないことも珍しくありませんので、時間に余裕をもって計画を立てるようにしましょう。
Cirkewwa(チルケゥワ)フェリーターミナル到着後
コミノ行きとゴゾ行きで乗り場が異なるため、フェリーターミナルに到着後は目的地に合わせて移動する必要があります。
各乗り場は非常にシンプルで、到着後目を引く大きな建物がゴゾ行きのフェリーターミナル、一般自動車用の駐車場を横切った海沿いに見える小さなチケット売り場がコミノ行きのボート乗り場です。
画像左下正面にゴゾ行きのフェリーターミナル、画像中央に見える白い矢印に沿って進むとコミノ行きチケット売り場が見えてきます。
この画像の位置まで来ると、夏の繁忙期には必ず係員の方が複数待機しており「コミノ行きはこちら、ゴゾ行きはこちら~」と案内してくれるので迷う心配はありません。
コミノ行きボートに乗船するには?
コミノ行きのボートに乗船するには、まずチケットを購入しましょう。チケットは2023年現在大人一人15ユーロとなっており、往復分の料金となります。
チケット購入の際は現金・クレジットカードどちらも対応が可能です。
なおチケットはコミノからマルタ島に戻ってくるときにも見せる必要があるため、必ず失くさないよう保管してください。
チケットの色によって乗れるボートが異なる
15ユーロ分のチケットを購入すると、ピンク色のチケットがもらえます。
この他にもコミノからゴゾに行くことができる黒色のチケットや青色のチケットなど、売り場では様々な種類のチケットが用意されているため、気になる方は購入前に確認してみるようにしましょう。
コミノボートの乗船時間
コミノボートの乗船時間は、行きが35分程度、帰りは20分程度となり、見所の一つであるCave(洞窟のようなエリア)周遊も含まれています。
ボートトリップとは言いつつも、実際にはいくつかのCave周辺で数分ほど停船し写真撮影タイムがあるだけですので解説などのサービスはありませんが、ボートを使わなければ辿り着くことができないエリアなのでぜひその絶景を写真や動画に収めてくださいね。
※Cave周辺はマルタからコミノへ向かう行きのルートでしか経由しないのでご注意ください。
また、ボートはかなり揺れるので酔いやすい方は酔い止め薬を事前に服用しておくと良いかもしれません。
コミノボートの時刻表
マルタからコミノ行きのボートは公式ページの時刻表では30分間隔で出ていますが、夏季は非常に多くの観光客が訪れるため10~15分に一度程度の間隔で運航しています。
コミノからマルタへの最終便は18時となっていますが、夏季期間の場合は観光客が乗りきれず、大抵18時以降も便が出ています。
もちろん、最終便の時刻を過ぎた後に周りに誰もいないような状況の場合は島に取り残されてしまうため、コミノで一夜を明かしたくない方は早めに帰り支度を済ませるようにしましょうね(笑)
コミノボートの時刻表は、下記の公式ページリンクよりご確認ください。
http://www.cominoferries.com/schedule.html
フェリーターミナルからゴゾフェリーへの搭乗手順
マルタ島からゴゾ島に行く際、面白いことにチケットを購入する必要がなくそのまま乗船することができます。
フェリーターミナルに入ると、一応チケット売り場のような場所があるのですが、そこにこのような看板が設置されておりチケットは帰りにゴゾで購入すればOKとの記載がされています。
下記は、フェリーまで向かう連絡通路前のゲートです。
時間になると係員の方が乗船を促してくれます。
ゴゾ島民以外は必ずマルタ島に戻るため、行きのチケットをわざわざ購入する意味もないだろう、と考えてのことだそう。
無駄を省いたとても効率的な方法だなぁと思わず感心してしまいました(笑)
ゴゾフェリーの運行時間
ゴゾフェリーは基本的に30分~45分に一本、24時間稼働しています。
マルタ~ゴゾ間に通勤や通学する方の重要な交通手段であるため、多少波が荒い日であっても運航していますが、嵐が来た際やクリスマスなどの休暇シーズンは一部運休となったりする場合もあるので不安な方は事前に公式ホームページまたは電話にて運行状況を確認するようにしましょう。
ゴゾフェリー内の様子
ゴゾフェリーは車も収容できるため広く、乗客が満杯にはならないほどの十分な席数が用意されています。
マルタ~ゴゾ間の乗船時間は約25分程度となっており、船が大きい分コミノ行きのボートほど揺れを感じませんでした。
売店では飲み物やスナック、サンドイッチなどの軽食が販売されています(※深夜~早朝の時間帯は営業していません)。
トイレもしっかり完備されているので、ゴゾに着く前に心配な方はここで用を足しておくことをオススメします。
ゴゾからマルタに戻る際
マルタ島に戻る際は、ゴゾ島到着時と同様にMgarr(エムジャー)にあるフェリーターミナルに向かいます。
行きでは買わなかったチケットをここで購入することになりますが、お値段はたったの4.65ユーロ。
往復で考えると、中々お得なのではないでしょうか?
コミノとゴゾを周ってマルタ観光を楽しもう!
今回の記事では、コミノ・ゴゾ島の簡単な紹介とマルタ島からの行き方についてまとめてみました。
観光客の方から人気のコミノ ブルーラグーンはもちろん、ゴゾでのワイナリー巡りやローカルフードもマルタ共和国を訪れるからには欠かせません。
マルタ共和国がどんな国かもっと知りたい方は、ぜひあわせてこちらの記事も読んでみてくださいね。