こんにちは、元居酒屋店長のくっきーです。
みなさんコロナウイルスのワクチンはもう接種されましたか?
今回の記事では僕がコロナウイルスのワクチンの一つであるJ&J社のヤンセンワクチンを接種したときの体験談をお伝えします。
僕が在住しているマルタ共和国でのワクチン接種流れや接種後の様子までご紹介します。
コロナの症状と同じようにワクチンの副反応にも個人差があるので参考にする、といった感覚で読んで頂ければと思います。
マルタ共和国で供給されているワクチン
マルタ共和国はとても小さい島国で人口が少ないということもあり、EU圏の中でも高いワクチン接種率を誇っています。
各国のワクチン接種率が気になる方はコチラのサイトから。英語のサイトになります。
2021年8月現在、在留カードを持ってマルタで働いている人から
留学のために訪れている外国人まで所定の手続きを済ませれば予約なし無料で接種することができます。
人気の高いワクチンや副反応が少ないと言われているワクチンを打ちたいとみなさん思われることかと思いますが
基本的にワクチンの種類を選んで接種することはできません。
その中で僕は冒頭でも触れましたようにJ&J社のヤンセンワクチンを接種しました。
接種時の流れ
僕がワクチンを接種した2021年7月はマルタでワクチンを接種するには予約が必要だったため
オンラインで予約をし指定された会場にパスポートを持って向かいました。
朝早く向かったおかげかあまり混雑しておらず列に並んでから10分ほどで受付に案内してもらえました。
受付に着くと名刺1枚半分くらいのサイズの厚紙で出来たカードを渡されワクチン接種会場へと通されます。
予約の段階ではどのワクチンを打つことができるか分からないので、この時初めて自分が打つワクチンがJ&Jだと知らされました。
J&Jは他のワクチンと異なり接種回数が1回だけだと聞いており正直あまり打ちたくないと思っていたのですが(笑)、
別日に予約をズラしたところでワクチンの種類が変わる保証もないのでそのまま打つことに。
病院の室内に5つほどテントでスペースが区分けされ次々と予約者が呼ばれて行きます。
ここでは30分弱待ったでしょうか、室内であったことと途中からイスに座って待っていたので苦痛には感じませんでした。
名前を呼ばれテントに行くと防護服を着た看護師さんが手際よくワクチンの準備を始めていました。
投与する前にゆっくりと丁寧に「アレルギーはないか」「薬の投与などで体調不良や、ショック症状が出たことがないか」などを確認してくれます。
深刻な副反応が出てしまうこともありますので該当する方は必ずここで申告するようにしてください。
ワクチンを打ちたい気持ちは分かりますが、病気を悪化させないためのワクチンで重篤な症状が出てしまっては元も子もありませんよね。
ワクチン接種後
ワクチンの接種は通常の注射と同じように一瞬で終わり、待合室で15分過ごしてから帰宅するように伝えられました。
ショック反応などが出ないか様子を見るためです。
15分経ち、特に体調が悪くなることもなかったのでそのまま帰宅。
前日にワクチンの副反応が出てしまったときに備え、手軽に食べられる食料や飲み物は十分に備えていたので安心でした。
副反応
周りの友人から「J&Jは副反応が出やすい」「投与した知人が卒倒した」などの噂を聞いていたので投与後何が起きるかドキドキしながら過ごしていたのですが、24時間経っても特になんの変化もなく。
言われてみれば少し腕が痛いような…とはいっても蚊に刺された程度で発熱もだるさもなく、非常に拍子抜けしてしまいました。
あまりに体調が変わらなかったので「本当に効果があるのか」と不安になってしまうほどでしたが、今後その効果が発揮されるのを願うばかりです。
コロナ感染中のワクチンの投与
別の記事でコロナに感染した体験談を投稿したのですが
【実体験】コロナになったらどうなる?実際に陽性になった私の症状と経過
発症した時期的に僕はどうやらコロナ感染中にワクチンを打ってしまっていたようなのです…。
ワクチン接種前の検査では陰性で医師にも相談した上での接種でしたしワクチン接種当日は体調も悪くなかったため投与したのですが
今振り返ってみると重篤な症状が出なくて本当に良かったと思います。
他の医師にも確認したところ、コロナに感染中であってもワクチンを打つことに問題はなく効果が減ったり症状が悪化するといったこともないようです。
しかしリスクを回避するためにもみなさんワクチンを打たれる際は体調を万全にして望まれると良いかと思います。
ワクチンを接種してからその後
ワクチンを接種してから1か月以上経ちました。
マルタでは在留カード(マルタでのIDカード)を持っていればオンラインで簡単にワクチン接種証明書をPDFでダウンロードすることができるのでとても便利でした。
留学で来られた学生さんたちは、証明書を得るためにIDカードの代わりとなる番号を特別な申請で取得する必要があるようで少し手間がかかってしまうようです。
マルタでワクチン接種を検討されている留学生の方はワクチン接種2週間後から帰国日まで余裕を持った方が良いかと思います。
まとめ
ご存じの方も多いかと思いますが、ワクチンを打ったからといってコロナに罹らなくなるわけではありません。
あくまでも「ワクチンと同じ型のコロナの重症化を防ぐ効果がある」だけで感染のリスクはもちろん現在増えてきている変異株に効果があるかは定かではないのです。
【リンク】Yahoo!News内のNational Geographicの翻訳記事「デルタ株、ワクチン接種後の感染者も広げる可能性」
今回僕がワクチンを投与したのは、ワクチンを接種したことによって得られる恩恵が受けたかったということが一番の理由です。
マルタでは現在室内・室外問わず公共の場ではマスクの着用が義務付けられており破った場合300ユーロ(日本円で3.9万円ほど)からの罰金の支払いが命じられます。
しかしワクチンを投与していれば一人で出歩く際(公共施設などを除く)マスクの着用が免除されたり、隔離なしで他の国に行き来できる国が増えたり。
ワクチンを接種していなければ実質入国できない国もあります。
マルタから日本には直通便がないのでいざ日本に帰国しようとしても仮に経由する国がそのような対策を取っていた場合帰国するのにも手間が掛かってしまいます。
今回ワクチンを打ったことによってそういった煩わしさから解放されました。
もちろんコロナに感染するリスクが減った・感染してしまったとしても重症化まではしないかもしれないという安心感を得ることが出来ました。
しかしワクチンはあくまでも気休め程度であると思っておき、効果的な特効薬ができ感染者数が激減するまで今まで通り感染症対策をしっかり行って過ごしていきましょう!
最後に、医療行為によって出る症状は人やその日のご自身の体調によって異なります。
大切な自分の身体のことなので副反応が出るリスクなども踏まえたうえでご決断されてくださいね。
一日も早くコロナという話題が忘れ去られてしまうような日常になりますように!